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季節の話題
TOPICS MATSUMOTO
2005

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季節の話題 TOPICS MATSUMOTO 2005

 このページは、管理人ひろさくが各地を訪ね拾い集めた「季節の話題」のなかから、徒然なるままに書き記したものです。特定の分野に限定せず、管理人の思いつくまま、気の向くまま、町や村の話題を取り上げていますので、関心を持たれた場所だけご覧ください。更新は不定期ですのであしからず。

 TOPICS MATSUMOTO 2005
  【松本】 第二回信州・松本そば祭り ( 2005. 10. 9 )
  【奈川】 今、「ながわ」が面白い ( 2005. 9. 18 )
  「第四回松本かえるまつり」開催 ( 2005. 6. 11 )
  信濃国三之宮 「沙田神社御柱祭・山出し」開催 ( 2005. 4. 17 )
  大盛況! 薄川でも宴会 ( 2005. 4. 17 )
  国宝・松本城のサクラ、ようやく満開 ( 2005. 4. 16 )
  新松本市誕生祭り ( 2005. 4. 9 )
  松本で「ソメイヨシノ」の開花宣言 ( 2005. 4. 9 )
  信州まつもと空港に初の国際チャーター便 ( 2005. 3. 26 )
  どうなる?旧みずほ銀行松本大名町支店 ( 2005. 3. 19 )
  亀田屋酒造店の蔵開き ( 2005. 3. 19 )
  松本城でSO「統火式」が行われる ( 2005. 2. 19 )
  平成十七年 松本あめ市 ( 2005. 1. 9 )
  新装オープン 梓川サービスエリア ( 2005. 1. 9 )


ふるさと寒河江そば工房信州野麦峠の里 奈川

 第二回信州・松本そば祭り ( 2005. 10. 9 )
 第二回「信州・松本そば祭り」(主催:信州・松本そば祭り実行委員会)が、八日(土)から十日(月)までの三日間の日程で、松本市の松本城公園で開催されている。今回の出店は、県内九、県外十のそば処(下表)が参加。今回は、「もりそば」「かけそば」の何れも五百円という統一価格となっており、午前九時から午後四時(一部は午後八時まで)まで、ご当地自慢の打ちたてそばを提供している。
 また、恒例となった全国麺類文化地域間交流推進協議会(全麺協)による「素人そば打ち段位認定大会」は八日・九日の二日間、市内伊勢町のMウィングなどの会場で実施され、日頃培ったそば打ちの技を披露した。
 会場では、信州の特産品や工芸品、そばに関わる道具や材料を販売する「ふるさと大物産展」と、地元産農産物を販売する「JA松本ハイランド秋の大味覚祭」も同時開催されており、何れも「そば祭り」の日程と同じ十日まで行われる。

 出店そば処
 北海道そば研究会北海道 石挽そば そば処小沢松本市
 ふるさと寒河江そば工房山形 美蕎楽交流会松本市
 会津磐梯そば道場福島 信州野麦峠の里 奈川松本市
 会津山都蕎麦 蕎邑福島 そば処 こやぶ伊那市
 いばらぎ蕎麦の会茨城 飯田女子高生のそばの店飯田市
 粋な江戸そば 青山学舎東京 南信州飯田そばの会飯田市
 江戸流手打ち蕎麦「鵜の会」東京 南栃市利賀村「蕎麦の会」富山
 小川の庄 おやき村 縄文そば小川村 越前そば道場福井
 安曇野 穂高社(やしろ)そば安曇野市 越前みやまそば元気の会福井
 そばサロンいとう安曇野市 


<管理人ひとこと>
 昨年も参加した「信州・松本そば祭り」。昨年は、夕方になってから会場を訪ねたため、当日分が完売してしまったお店が多く、ようやく山形県寒河江市から参加した「板そば」を頂けた…という状況だったため、今回は、午前八時に長野を出発。途中、松本ICが渋滞(上高地・乗鞍方面に向かうマイカーによる渋滞)という想定外のできごとがあり、豊科ICから国道十九号線経由で松本に向かうことにはなったものの、無事、午前九時半前には会場入り。ゆっくり、二軒の出店ブースでおいしいおそばを味わうことができました。因みに、お昼頃には二つある市営大名町駐車場は満車状態。道路には、駐車場待ちの自家用車で長蛇の列になっていました…。
 今回、頂いたおそばは、安曇野市穂高有明の「そばサロンいとう」さん。会場で配布されていた「市民タイムス」の号外に掲載された紹介文によれば、そば打ちが高じて、そば打ちを始めて四十五年という伊藤さんが、こだわりのそばを提供するというもの。歯ざわりも喉こしも素晴らしく、もう一枚!と頼みたくなるような出来栄えでありました。
 二軒目は、松本地方のそば愛好者で結成されたという「美蕎楽( MISORA )交流会」さん。紹介文によれば「国産のそば粉を八割使った二八そばで、黒砂糖と天然塩、昆布やシイタケなどで作ったこだわりのつゆが自慢」というお店。ブースの軒先では、松本大学で学長を務められている中野さん(写真右)が、そばのこね方や「のし棒」での伸ばし方を解説をしながらの即興そば打ち講座も行われ、大勢の見物人が幾重にも取り囲む盛況ぶりでした。
 とかく、こうした出店形式で提供されるそばなどは、質より量が優先されてしまう傾向にあるのですが、この「そば祭り」で提供される「もりそば」「かけそば」は、お店で提供されるものとほぼ同等の質を保っている(これが参加の条件なのでしょうけど…)ように思いました。
 松本・秋の名物イベント「信州・松本そば祭り」。出かけてみて、きっとソンのないイベントと管理人は思っていますよ。
この記事は、平成 17年 10月 9日に取材・撮影したものです。 
ご意見・ご感想は 関連 Blog までどうぞ。 
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ながわ山菜館ながわ山菜館
ながわ山菜館奈川は蕎麦の産地

 【奈川】 今、「ながわ」が面白い ( 2005. 9. 18 )
 平成の大合併で松本市となった旧南安曇郡奈川村。小説「あゝ野麦峠」にも登場するこの奈川は、女工哀史のイメージがそのまま重なって、何故かもの悲しさを感じてしまう場所なのだが、その奈川がいま注目されつつある。
 村内をほぼ南北に貫く新野麦街道(県道奈川木祖線)は、伊那市と木曽郡木祖村に建設中の権兵衛峠トンネルの開通ともに国道 361号線と接続し、中央道伊那ICから奈川を抜け、上高地や乗鞍高原へ。さらに安望峠(トンネル)を抜けて飛騨高山、遠くは富山市を結ぶ幹線として利用されることになるからだ。道路改良が行われていない箇所もあるが、中京・東海方面から訪れるマイカー客にとっては、上高地・乗鞍高原方面へのアクセスが改善されるとともに、長野・岐阜の両県を巡る周遊が一層便利になる。
 その奈川が注目されているのは道路だけではない。奈川高原の冷涼な気候のなかで生産される「蕎麦」は、黒姫・新行・蓼科・開田の蕎麦に優るとも劣らない高品質なもの。信州屈指の「蕎麦」の産地でもあるのだ。さらに、知る人ぞ知る「山菜」と「きのこ」の宝庫としても知られる。その贅沢なほどの山の幸を扱っているのが、新野麦街道沿いに設けられた地元農産物直売所の「ながわ山菜館」。「春の山菜から秋はきのこまで、地元で採れた山菜や、高原野菜を直売しています」の文句の通り、季節ごとに開催されるイベントは、近隣から訪れる人々の間でも大好評だという。中信と南信を結ぶ幹線が開通すれば、これまで以上に注目されることだろう。
 「ながわ山菜館」で開催される「山菜まつり」(五月・六月)「秋の収穫祭」(九月)「新そばまつり」(十月)の日程は ながわ観光協会 のホームページで公開される。信州を訪ねる機会があったら、ぜひ立ち寄りスポットに加えておきたい。直売所内の食堂では、この地に伝わる名物の「とうじそば」(二人前)も味わうこともできる。

 ながわ山菜館 松本市奈川黒川渡 2120-1
 TEL 0263-79-2815
  松本市奈川付近 ( 1 / 25000 )
  ながわ観光協会
 [ 営業期間 ] 4月下旬 〜 11月上旬 (冬期休業)
 [ 営業時間 ] 
  ・ 直売所 8: 30 〜 17: 30
  ・ 食堂 9: 00 〜 15: 00
 [ 定休日 ] 毎週木曜日

<とうじそばとは>
「とうじ」とは「ひたし」「あたためる」という意味。大きなお鍋にきのこや山菜、野菜を煮込み、小割りしておいたそばをとうじカゴに入れて、さっ!と鍋でゆがいて具ごとお椀に入れれば完成。信州ではここ奈川でしか味わえない逸品!「とうじそば」を扱うそば店は、福伝( 要予約・定休水・ 0263-79-2003 )、仙洛( 宿泊施設・不定休・ 0263-79-2277 )、峠路( 冬期休業・不定休・ 0263-79-2514 )、そばの里奈川( 定休火・ 0263-79-2906 )、ながわ山菜館( 冬期休業・定休木・ 0263-79-2815 )。詳しくは ながわ観光協会( 0263-79-2125 )までお問い合わせください。

この記事は、平成 17年 9月 18日に取材・撮影したものです。 
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まさに芸術作品!子供たちにも大人気!

 「第四回松本かえるまつり」開催 ( 2005. 6. 11 )
 松本市大手のナワテ通りで、恒例の「松本かえるまつり 2005」(主催:かえるまつり実行委員会・ナワテ通り商業協同組合)が二日間の日程で開催された。
 午前十時からのオープニングセレモニーでは、梅雨時らしく小雨が降る生憎の天気に見舞われたが、午後には晴れ間も広がり、屋外で行われた「カエルの紙ヒコーキづくり」や、カエルグッズが並ぶ「かえる市場」の会場などでは、大勢の家族連れが訪れ賑わっていた。また、「カエルスタンプラリー」では、六ヶ所全てのポイントを巡った参加者八百名(二日間・先着)に、オリジナルのかえるグッズ(バッチ)をプレゼントする試みも実施。用意されたゲームを楽しみながら、スタンプ集めに熱中する子供だちの姿が見られた。

<管理人ひとこと>
 今回の「かえるまつり」で目を引いたものといえば、通りの西口に置かれた「カエルみこし」(写真左)だったでしょうか。大きなカエルの上に、歌舞伎の役者の如く刀を抜いてミエを切るカエル(石川五右衛門かい?)がニ匹乗った作品は、高さが大人二人分の背丈もある大きなもので、とても素人の作品とは思えないほど。誰が作ったのかなぁと思っていましたら、翌十二日の信濃毎日新聞に大きく紹介されていました。記事によれば、この巨大な「みこし」、じつは東京藝術大学の学生さんたちが学園祭の出し物に使う目的で製作したもので、処分するのは惜しい…とのことから実行委員会に寄贈されたとのこと。さすが芸大生!管理人でなくとも、誰もがこの作品を見て驚いたことでしょうね。上手く保存ができ、通りの入口に常設することができたなら、きっとナワテ通りの新しい名物になるかもしれません。

この記事は、平成 17年 6月 11日に取材・撮影したものです。 
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御柱祭「山出し」 (東筑摩郡波田町)
一之御柱 >>> 二之御柱 >>> 三之御柱 >>> 四之御柱 の順で表示

 信濃国三之宮「沙田神社御柱祭・山出し」開催 ( 2005. 4. 17 )
 十七日、松本市島立三ノ宮の「沙田(いさごだ)神社」の御柱祭行事のひとつである「山出し」が行われた。諏訪大社の一之宮、小野神社の二之宮と続く序列の三番目が、松本市島立の沙田神社で、この神社では、諏訪の御柱祭の翌年、卯(う)と酉(とり)の年に御柱祭が開催される。
 御柱祭は、三月に予め目立て(見立て)をしておいた御神木を御柱として切り出す「根倒し」に始まり、「根倒し」された御柱を神社近くの安置所まで曳行する「山出し」、島立の安置所から御柱を曳きながら地元を巡り、最後に神社境内に御柱を建てる「里曳き」の三つの行事で構成されている。今回の御柱行事「山出し」は、東筑摩郡波田町の安置所から御柱を曳き出し、桜が満開の波田町中心部を抜け、国道 158号線(旧野麦街道)を延々と市内島立まで曳行するもの。
 「山出し」の曳行ルートのなかで難所と知られるのが、東筑摩郡波田町の波田小学校前のT字路。どのようにこの難所を曳きまわすかが「山出し」の見せ場で、この日も様子を見ようと訪れた人々で沿道は埋め尽くした。前回は御柱が台車から外れるというアクシデントもあったが、今年は四本とも無事に難所を通過。国道を延々と曳き続け、地元に運び込まれた四本の御柱は、九月に開催される「里曳き」までの五ヶ月間、各々の安置所で保管される。

<管理人ひとこと>
 前回の御柱祭から六年。ようやくこの時期が来たかぁ…というのが管理人の感想。ひさしぶりに聞く懐かしい木遣りもなかなか立派で感動でしたね。また、「仕度見るなら三之宮」いわれる島立・沙田神社の御柱祭。法被も華やかで、躍っていたとても印象的でした。前回はお世話になった「四之御柱」と行動を共にしていましたので、他の御柱の様子を知ることはできなかったのですが、今回は一観客の立場でもあり、また時間的な余裕もありましたので、しっかりとそれぞれの柱と、木遣り師さんや曳子さんたちの様子を拝見させて頂きましたよ。
 ホームページでは、一之御柱から四之御柱の様子を順にご覧頂けます。右クリックし「最新の情報に更新」を選択してくださいね。

この記事は、平成 17年 4月 17日に取材・撮影したものです。 
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薄川の桜並木

 大盛況!薄川でも宴会 ( 2005. 4. 17 )
 市内を流れる薄川(すすきかわ)の堤防沿いにある桜並木が満開となり、晴天に恵まれた十七日も大勢の家族連れや団体が訪れ、河川敷でバーベキューを楽しむ光景が見られた。薄川の桜並木は、松本でも有名なお花見スポット。高校野球で知られる松商学園から下流の堤防沿いでは、訪れた花見客の車で渋滞し、身動きが取れないほどの混雑ぶりとなった。

<管理人ひとこと>
 薄川の堤防沿いの桜並木は、管理人が松本で勤務していた頃から有名でした。ただこの時期、何度か車を走らせ桜は見てきたものの、河川敷で宴会を開いている光景に出くわしたのは初めてでした。近くにはトイレもあるし、火を使っても河川敷ですから、危なくないし…。あ〜、こんないいところあるんだなぁと、少し羨ましくも思いました。長野市内だったら、屋島橋上流の千曲川河川敷かなぁ…。ただ、松本と違って、市内からずっと離れているから、バーベキューやっても、お酒は飲めない…。桜もないしね。松本のお花見環境は恵まれているなぁとこの光景を見て思いました。

この記事は、平成 17年 4月 17日に取材・撮影したものです。 
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満開の国宝・松本城の桜

 国宝・松本城のサクラ、ようやく満開 ( 2005. 4. 16 )
 十六日の松本市内は、晴天に恵まれ、最高気温は二〇.八度、平年に比べ三.二度高めと絶好の花見日和となった。市内各所のお花見スポットには、大勢の花見客が繰り出し賑わった。国宝松本城のサクラは、場所によって多少のバラつきはあるものの、ほぼ咲き揃い、満開の花の下に陣取った団体らが宴会を楽しむ光景が見られた。

<管理人ひとこと>
 つい先日、「片端の桜」について取り上げたばかりでしたが、いよいよ桜が咲く頃ともなると、進むのは早いものだなぁと思っています。それもそのはずで、これまでの肌寒い陽気はどこへやら。連日のぽかぽか陽気で桜前線も一気に北上。金曜日までは、公式発表「七部咲き」だった松本城の桜も、土曜日には「満開」となりました。 

この記事は、平成 17年 4月 16日に取材・撮影したものです。 
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 新松本市誕生祭り ( 2005. 4. 9 )
花時計公園の会場
 松本市の花時計公園で九日、東筑摩郡四賀村、南安曇郡梓川村、安曇村、奈川村の編入合併を記念するイベントが開催された。
 晴天に恵まれた会場では、「松本市」の名称の入った新しい観光パンフレットが配布されたほか、会場内のブースでは各地の特産品を扱った即売会が行われた。人気の「稲核菜」の漬物や、古代米で作られた「おやき」など、出品した商品の多くはお昼までには完売してしまう盛況ぶりだった。
 イベントは翌十日も開催。午後三時からは、白骨温泉など新市内温泉施設ペア宿泊券などが当たる抽選会が行われる。

  「花時計公園」 ( 松本市中央一丁目付近

開業間近の東横イン
<管理人ひとこと>
 「新松本市誕生祭り」が開催されたパルコ前の花時計公園に面して、急ピッチで工事が行われているビルを見つけました。ほぼ完成したビルの上部からは、「インターネット予約限定 3,950円…」と大きく記された垂れ幕が…。どこのホテルの宣伝かなぁとよく見てみたら、全国展開中の中堅ビジネスホテルチェーンの 東横イン (本社:東京都大田区新蒲田)の長野県内第一号店のものでした。
 この東横イン。東京急行電鉄グループの東急インとは全く別のもの(ちょっと間違えてしまいそう…)で、三月末現在の店舗数は百。ここに他県の新規と四月二十六日オープンの松本駅前本町店が加わりますので、全部で百二店舗を有することになります。
 しかし、松本市内の相次ぐ格安ビジネスホテルの進出には本当に驚かされます。ここ二〜三年の間に、市内では スーパーホテル 松本駅前店や ロイネットホテル 松本店が中央一丁目に新規開業したばかり。そこに、今度は「東横イン」加わるわけで、急激な宿泊者の需要が見込めない昨今の情勢を考えると、市内における宿泊施設の価格競争は更に激化することが予想されます。利用者としては価格が安くなるほどありがたいことはないのですが…、大変なことですね。

この記事は、平成 17年 4月 9日に取材・撮影したものです。 
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 松本で「ソメイヨシノ」の開花宣言 ( 2005. 4. 9 )
片端のソメイヨシノ
 長野地方気象台は九日、松本市内のソメイヨシノの開花を発表した。暖かい陽気が続いていた松本地方だったが、九日も晴天に恵まれ、最高気温も二十一・九度まで上がった。
 九日付の「市民タイムス」によれば、松本城の本丸庭園にある「シダレザクラ」(清正公駒つなぎの桜)がすでに開花。「松本観光桜祭り」の主会場となる城山公園(市内蟻ヶ崎)でも、八日からちょうちんの飾り付け作業が始まったという。
 市内有数の花見スポットと知られる弘法山古墳(市内並柳)では、十日から二十九日まで、十三回目の「弘法山古墳桜祭り」(主催:並柳商工会)が開催される。ここのサクラは、古墳の復元を記念して昭和六十年に植樹されたもので、ソメイヨシノ・ヒガンザクラ・コヒガンザクラなど約五千本が花を咲かせる。その様子は、長野道を行き交う車からも、離れた安曇平からでも望むことができ、古墳を覆う桜の姿はまるで「花の島」と形容されるほど。期間中はライトアップも実施。夜桜見物を楽しみに訪れる見学者も多い。

  「片端のソメイヨシノ」 ( 松本市丸の内付近

<管理人ひとこと>
 松本市で最も早くサクラが咲くことで知られる「片端(カタハ)のソメイヨシノ」の様子を撮影してみました。松本城の総掘(片端町・松本市役所の東側)にあるこの「サクラ」は、テレビや新聞などでも、松本市内におけるサクラの開花状況を伝える際には、必ず取り上げられていますので、ご存知の方も多いことでしょう。ただ、総掘に面した沿道沿いに植えられている「ソメイヨシノ」全てが咲くわけでなく、フライング気味の一本だけが、上部から徐々に開花していくのですね。長野でいえば、市立長野図書館前の「ロトウザクラ」が春を告げる代名詞になっているように、松本ではこの「片端の桜」が待ちわびた春の訪れを伝えてくれるのです。

この記事は、平成 17年 4月 9日に取材・撮影したものです。 
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香港ドラゴン航空A320と日本航空のMD87
香港ドラゴン航空A320と日本航空のMD87

 信州まつもと空港に初の国際チャーター便 ( 2005. 3. 26 )
香港ドラゴン航空機
 信州まつもと空港に、初の国際チャーター便となる香港ドラゴン航空のエアバスA320が運航され、長野県内の観光を目的とした香港からの旅行者およそ百名が、二十六日午後一時、松本に到着した。
 空港の到着ロビーでは、田中知事も参加しての歓迎セレモニーが行われ、香港ドラゴン航空関係者や機長らに花束が贈られた。
 この国際チャーター便の運航はこの日一日だけのもので、今月二十二日に成田着で来日した香港からのツアー客を乗せ、予定より三十分遅れの午後二時半に離陸。この日到着したツアー客らは県内を観光後、三十日に成田から出国することになっている。

  香港ドラゴン航空 http://www.dragonair.co.jp/
 香港ドラゴン航空( Hong Kong Dragon Airlines Limited )は、キャセイパシフィック航空などが株主の中国系航空会社で、昭和六十年( 1985 )に設立。香港を拠点にアジア各地に路線をもつ。平成十六年四月に成田空港に定期線を就航。

<管理人ひとこと>
 信州まつもと空港に初めての国際チャーター便が運航されるとあって、長野からはるばる出かけてみました。この国際チャーター便については、地元紙にも記事が掲載されていましたが、それほど大きいものでなく、見学者もせいぜいマニアくらいかなぁと思っていたのですが、ところがどっこい。無料となった送迎デッキも、空港を見渡せる信州スカイパークにも、とても大勢の見学者が訪れていて、この話題への人々の関心の高さに驚いきました。また、もともと信州まつもと空港で利用できる機材は、MD87程度の飛行機までという制限が地元住民との取り決めがあり、それ以上のクラスの飛行機の運航には協議が必要という状況。今回、MD87よりも大きいA320の運航にあたっては、関係者の理解があったのではないかと思われます。
 写真は、香港ドラゴン航空のA320と、札幌から到着した日本航空のMD87です。ジェット機が二機も並ぶことのは本当にひさしぶりなわけですが、それよりも、海外の航空会社の飛行機と日本の航空会社の飛行機が並ぶことは極めて稀なことで、見学者らの多くが記念にと、盛んに手にしたカメラでその姿を収めているのが印象的でした。

この記事は、平成 17年 3月 26日に取材・撮影したものです。 
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 どうなる?旧みずほ銀行松本大名町支店 ( 2005. 3. 19 )
旧みずほ銀行松本支店
旧みずほ銀行
松本大名町支店
 松本城へと続く大名町通りのほぼ中間に話題の「旧みずほ銀行松本大名町支店」の建物がある。大名町の ホームページ によれば、この建物は昭和十二年に建てられたもので、その重厚な姿は商都として栄えてきた松本の歴史を語る歴史的財産でもあった。
 しかし、第一勧業銀行・富士銀行が合併して誕生したみずほ銀行は、より効率的な運営を行うため同じエリア内に重複する店舗の統廃合を進めており、今年一月には松本大名町支店は松本支店と統合。以降、大名町支店が入居していたビルは空きとなり建物の取扱いが注目されていた。
 店舗統廃合に先立ち、平成十五年十一月、みずほ銀行側より建物を現状のまま売却するとの意向が伝えられ、また翌年十一月には既存建物を取り壊し、新たにマンション建設を進める方針であることが伝えられたという。大名町町会と大名町振興会では、改めて建物の保存と有効活用を会の方針として再確認し、街頭などで署名運動を展開。現在、建物取得を視野に入れた資金対策の検討も始めているという。

<管理人ひとこと>
 「菅谷・松本市政の一年」と題した菅谷市長の「理念と現実」を検証する特集記事が十九日付信濃毎日新聞中信面に掲載され、この旧みずほ銀行松本大名町支店の建物保存問題に関しては、「行政依存型」から「市民の責任と義務」へ意識の変革を求める市の立場と、行政を交えた具体案を提示することで建物保存に繋げたいとする関係住民の立場のそれぞれが紹介されました。
 どちらの考えにも一理あり、記事を読んだ市民の皆さんでも「なるほどなぁ」と思われたことでしょうね。ただ、東筑摩郡四賀村・南安曇郡梓川村・安曇村・奈川村との合併以降、こうした特定地域への億単位での投資が他の地区に住む住民の理解が得られるか甚だ疑問です。建物を地域にどのようなカタチで残したいのか、市側を納得させるだけの具体案を提示しない限り、市としても対応が難しいのでは…、と個人的には考えています。

この記事は、平成 17年 3月 19日に取材・撮影したものです。 
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 亀田屋酒造店の蔵開き ( 2005. 3. 19 )
亀田屋酒造店の蔵開き
亀田屋酒造店の蔵開き
 松本市島立の亀田屋酒造店で十九日と二十日の二日間、恒例の「蔵開き」が開催された。亀田屋酒造店は、明治三年頃の創業で、松本を代表する地酒「アルプス正宗」の醸造元として知られている。
 恒例行事となった「蔵開き」は、春分の日前の二日間行われており、今回で十回目。晴天に恵まれた会場では、わた飴やおでん、甘酒、樽酒のふるまいのほか、亀田屋のオリジナル商品が当たるくじびきや、利き酒大会などのアトラクションが行われ、毎年イベントを楽しみにしているという地元の人たちや県外からの観光客らで賑わった。
 また「蔵開き」に併せ公開された「母屋」は、創業者・亀井粂次郎氏が明治十八年から二年がかりで建設した総二階建ての建物。木曽の材木をふんだんに使った造りは、当時の建築技術の粋を集め建てられたもので、趣きのある佇まいに、訪れた人たちの多くが感心していた。

 合名会社 亀田屋酒造店 松本市島立 2478
 TEL 0263-47-1320 FAX 0263-47-7056
  http://www.kametaya.co.jp
  松本市大字島立付近 ( 1 / 21000 )
 [ アクセス ]
 ・ 松本電鉄上高地線下新(しもにい)下車、徒歩五分
 ・ 長野自動車道松本ICから上高地・乗鞍方面へ車で五分
 ・ JR松本駅からタクシーで十五分
 [ 営業時間 ] 9: 30 〜 17: 00
 [ 休館日 ] 年末年始、お盆、臨時休業
 [ 駐車場 ] 大型バス六台、乗用車三十台

<管理人ひとこと>
 松本に勤務していた頃には、よく亀田屋さんに伺いましたし、居酒屋さんでは必ずといってよいくらい「アルプス正宗」を空けていました(笑)。ただ「蔵開き」への参加は、今回で二度目。少し寒かったものの、抜けるような青空が広がるなか、イベントに参加された「ハイパーウィンドオーケストラ」の皆さんの演奏を聴きながら、ひさしぶりにゆっくりとした時間を過ごさせて頂きました。
 テレビなどでは報道されていませんでしたが、このイベントで注目を集めていたのは、亀田屋オリジナルリキュールの「信州夢想」と名付けられた「ブルーベリー酒」と「りんご酒」だったように思いました。実際に試飲してみましたが、お酒の弱い管理人でも思わず「お〜♪」と唸ってしまうほど…。値段も手ごろで、手許にあれば、ちょっと一杯!という感覚で口にできます。「ブルーベリー」は疲れ気味の目の健康を促しますし、「りんご」は信州の特産品。機会があれば、ぜひ「酒遊館」や同社のホームページから注文してみてはいかがでしょうか。「ブルーベリー」や「りんご」のほかに、「梅酒」や「しそ酒」などもあります。
 また、さすが造り酒屋さん!と思ったのが、「瓶詰庫」前で行われていた「酒粕」の販売。販売というよりも二百円でどれだけ袋に詰められるか、というアトラクションだったわけですが、ここで欲張りな管理人一家は、規格の三.七五キロ入りの袋が「パンパン」になるほど詰めてきてしまいました(笑)。スーパーなどで買えば千五百円くらいはするシロモノ。はるばる長野から出かけた管理人一家も、おいしいお酒と、この酒粕をゲットできたことだけでも、お得なイベントでした。来年も訪ねてみようかな♪

この記事は、平成 17年 3月 19日に取材・撮影したものです。 
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 松本城でSO「統火式」が行われる ( 2005. 2. 19 )
 二十六日から始まる知的障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス冬季世界大会 長野」を控え、アテネで採火された「希望の火」と日本独自のイベントとして全国を巡った「絆の火」を一つにする「統火式」が行われた。

<管理人ひとこと>
 午後五時頃から始まったというこのイベント。小雪が舞う生憎の天気のなかでの式典だったようですが、SO関係者のほか大勢の市民の皆さんが会場に集まり式を盛り上げたとのことです。管理人は、用事があって会場には行かれませんでした(泣)。


平成十七年松本あめ市平成十七年松本あめ市
本町通りで行われた名物の「塩取り綱引き合戦」

 平成十七年 松本あめ市 ( 2005. 1. 9 )
 戦国時代、甲斐の武田信玄は、今川・北条氏と敵対したことにより、それまで頼っていた太平洋産の塩(南塩)を入手できなくなり、甲斐・信州の領民は塩のない生活を強いられることとなった。この話を聞いた、かつて川中島で争った越後の上杉謙信は、領民を救うために、日本海産の塩(北塩)を送ること(『敵に塩を送る』という故事はここからできたという)を命じ、いわゆる「塩の道」(大町・池田・豊科)を通って運ばれたのが市の始まりといわれる。明治時代になってからは、政府による塩の統制が始まったため、全国でも有数の生産を誇っていた「アメ」を売ることとし、名前も「塩市」から「あめ市」とかえて、江戸時代から続く伝統行事を受け継ぐこととなった。
 その「あめ市」の見どころである「塩取り綱引き合戦」が午後一時から、市内本町通りを会場に行われた。これまで連勝を続けている上杉軍、今年こそ勝利を!と気勢をあげるる武田軍。勝負は二本とも武田軍の先制勝ち。あまりの勝負の早さに、いまひとつ盛り上がりに欠ける結果で今年の「塩取り合戦」は終了した。(写真は劣勢の上杉軍)

<管理人ひとこと>
 寒冷前線の通過で北部では大雪注意報が出るなか、長野自動車道を南下して松本に向かった管理人でしたが、雪こそ少ないものの、この日の松本の寒さはかなり厳しいものでした。
 さて、話題の「塩取り綱引き合戦」の結果についてですが…。三本勝負の一本目が満を持して行われたものの、何故か、今年の上杉軍の勢いが足りず、よくよく見てみれば、なんと後方では引き綱が余っているような状態。武田軍の様子は確認できませんでしたが、どうも今年の合戦は、両軍雌雄が激突するような、あの川中島合戦の四回目のもの(つまりポスターの絵)とはほど遠く、まさに小競り合いといった印象を受けました。第一回目の「綱引き合戦」は圧倒的な強さで武田軍が勝ち。続いて行われた第二戦目。一般的に考えれば皆で楽しむイベントでもあるし、ここは上杉軍に勝たせるべき場面かと思いきや、手加減も何もなく、結局、武田軍優勢のまま勝負は決着。上杉軍の後方では転倒者も出るほどで、あっという間に勝敗は決してしまったのでした。
 司会者曰く「今年は流れが変わるのかぁ?」。
 毎年、このイベントに参加していますが、「塩取り合戦」も含めて、イベントそのものの流れが少し変わったように感じました。む〜。

この記事は、平成 17年 1月 9日に取材・撮影したものです。 
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注目!特製梓川ラーメンドトールコーヒーが出店

 新装オープン・長野自動車道梓川サービスエリア
 昨年十二月十日、新装オープンした長野自動車道梓川サービスエリア(松本市島内・松本IC〜豊科IC間)に、今回の新装オープンに合わせて「ドトールコーヒー」が出店。軽食コーナーも広くなり利用するドライバーに好評だ。

<管理人ひとこと>
 以前よりずっと広くなった梓川SA。話題の「ドトールコーヒー」を訪ねてみると…。さすがに都会ではお馴染みのコーヒー店だけあって、人気度は抜群。メニューも充実していて、観光客で大変な混雑ぶりでした。安曇野や白馬方面に向かう観光客の多くは、豊科ICを利用するため、最終の休憩地点としてこのSAに立ち寄る車は多かったようです。地元ではまだまだ知名度の低いこのお店も、都会から訪れた観光客には願ってもないことで、まさに狙い通りの出店だったといえましょう。
 また、これまでちょっとのスペースだった軽食コーナーがぐ〜んと広くなり、こちらもメニューが充実。なかでもおススメなのは、とんこつ味が魅力の「特製梓川ラーメン」( 650円 )。大きなチャーシューも微妙な味を醸しだしていて、人気メニューに取り上げられる機会も増えそうな印象を受けました。ただ、注意したいことは、今までは食券をカウンターに出して半券を受け取り、希望のメニューができるまで待つというシステムでしたが、見直しが行われ、自販機で食券を購入すれば、そこに記載されている番号が呼び出されるまで席で待っていればよい、というものに変更になりました。
 さて、最後に注文というか、お願いをひとつ。じつは出入口が軽食コーナーの正面にあるため、冬は冷気が館内に入り込み、座っているととても寒いのです。防犯上の問題もあるかもしれませんが、出入口に「ついたて」のようなものがあると、かなり寒さをしのげるので検討して頂ければと<わがままなお願いですが>思いました。

この記事は、平成 17年 1月 9日に取材・撮影したものです。 
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